CCDV-F 合格体験記 · AICERT NOTES

CCDV-F受験体験記

はじめに

CCAO-Fを合格した後、すぐにCCDV-Fの勉強をし始めました。
今回も、試験対策の全工程を Claude Code と一緒に進めました。情報収集、計画、教科書の自作、単語帳、ハンズオン、模試の分析、本番前の調整まで全部です。結果は 911 / 1000(合格ライン 720)。
勉強期間は 9/19 から試験日の 10/14 までの約3週間半でした。

前回の CCAO-F 体験記で「Claude Code をどう使ったか」は書いたので、今回は何が前回と違ったかと、これから受ける人に伝えたい具体的な話に絞ります。
ただ、先に書いておくと私はハンズオンで実際にコードも書いて理解しましたが、本番の試験はもっと簡単で教科書の知識だけで解けるなという印象でした。

私の情報

勉強は基本的に同じ、少し反省点を生かして

基本の進め方は CCAO-F と同じ

勉強の進め方そのものは CCAO-F のときと同じです。公式の試験ガイドと Prep コース(Partner Academy の無料コース)の内容を Claude Code に取得させて、そこから教科書の骨組みを作る。Udemy の模試を解いて、教科書がカバーしていない範囲が見つかったら教科書を直して読み直す。また模試を解く。この繰り返しです。CCAO-F のときは動画教材の字幕をダウンロードして教材化しましたが、CCDV-F の Prep コースは動画ではなく読み物中心だったので、各モジュールの本文をそのまま取得して、教科書の下敷きにしました。

いきなり模試を受けて、現在地を測る

CCAO-F のときの反省で、自作の教材で高得点を取っても実力は分からないと分かっていたので、勉強を始めた翌日に市販の模試(Udemy の Stephane Maarek の CCDV-F 模試)を何も見ずに受けました。結果は 56%。stop_reason、tool_use、MCP、hooks、Structured Outputs……中核の用語をほぼ知らない状態で、正直初見だと問題の9割は設問が理解できてなかったです。
56%だったのは、CCAO-Fの試験受けた経験で答えになりそうな”ニオイ”っぽいのが分かっていたからで、実力ではありませんでした。
例えば選択肢で「assume(根拠なく思い込む)、infer(推定する)、Let Claude・・・(Claudeに・・・させる)」などは正解ではない可能性が高いとか、そんなのです。
あとは言い過ぎの副詞とか形容詞が入ってるのも大体誤答です(例えばall、every、とか)。そんなので消去法で絞ってやっと56%という感じでした。

この 56% が、計画の出発点になりました。「どの分野が弱いか」が数字で出るので、教科書を読む順番も単語帳に入れる語も、ここから決めています。

本番の情報を集める

公式の Exam Guide で配点(8ドメイン、アプリ構築が 33% で最大)を押さえたうえで、Reddit の合格者の投稿と Udemy のレビューを Claude Code に集めてもらいました。
共通していたのは「本番は模試と同じ型で、難易度は同じかやや易しい」「エージェント・ツール・MCP・JSON スキーマが中心」「hands-on で実際にコードを書いていないと苦労する」の3点。

勉強でやった内容

① 教科書を Claude Code に作らせた

公式ドキュメントだけを典拠にして、8ドメイン分の教科書を Claude Code に書かせました。
最初に作ったのは普通の教科書でしたが、CCAO-Fと比べて技術的で特有の表現語が多く、読んでも頭に入らなかったので、難しい用語を「たとえ」から入る講義スタイルに作り直してもらいました。
各課は「キー用語(たとえ付き)→解説→よくある勘違い・罠→試験の肝→確認テスト→この課の合図」という構成です。

模試で落とした問題が教科書に載っていないと分かるたびに、Claude Code に該当箇所を足してもらいました。「教科書に無かった問題は何か」を模試ごとに確認する、を繰り返したので、最後には模試の全問が教科書の記述で説明できる状態になりました。

② 単語帳(最終的に 420 語)

英語が苦手なので、模試に出た語を「用語(固有の名前)」「英単語」「言い回し(設問や制約の決まり文句)」の3つに分けて、Claude Code に意味・効き所・例文を書かせました。模
試を解くたびに分からなかった語をメモして、候補をチェックしてから追加する、を 10 回ほど繰り返しています。
ただもう日本語で受けられるので、、、笑

特に効いたのは、「合図の語」を覚えることです。問題文の must / without / only / unless は「条件」、選択肢の assume / unrestricted / every / automatically は「誤答側の合図」、scoped / explicit / approval は「正解側の合図」。これを知っているだけで、読み切れない問題でも2択まで絞れます。

でもこれは日本語で読んだら当たり前に分かりそうなことなので、気にしなくてもいいかもしれません。例えば下のような選択肢があったら、なんとなく直感で「正解じゃなさそうだ」、ということは母国語なら分かると思います。

例:Claudeが自動的にやってくれると思い込む
例:便利なので制限なく全部の権限をエージェントに渡して任せる
例:早くリリースしたほうが良いから人のレビュー無しで進める

③ ハンズオン(2周)

Reddit の合格者が口をそろえて「コードを書け」と言っていたので、Python でスクリプトを書いて動かしました。見本のスクリプトは当然Claude Codeで全部作ってもらい、1行1行自分で手でエディタに写し書きながら、意味がわからない行を解説してもらうというのを繰り返しました。

で、完成したら動きと出力を見て、また質問する。Messages API の1往復、streaming、tool_use の往復ループ、Agent SDK、Structured Outputs と検証、そして MCP サーバーの自作まで。全部で 10 本ほどです。

2周目は「スクリプトを開かずに結果を予測してから動かす」形にしました。これが一番効きました。
たとえば「stop_reason が tool_use なのに tool_use ブロックが入っていない壊れた返事」が実際に出て、「モデルの出力は確率的で、コードで検証しないといけない」という教科書の一文が現物になった瞬間がありました。「禁止リストで道具を止めても、別の道具で抜けられる」も自分の目で見ました。この2つは本番でも出る型です。

④ 読み方の型と「2択の決め方」

模試を4回解いて分かったのは、落とす問題のほとんどが「2択まで絞れて外す」だったことです。対策として決めたのが次の手順で、本番でもこれだけを守りました。

⑤ 模試の推移

初見で 90% 前後を3回続けられたので、本番は「同じことをもう一度やるだけ」という気持ちで臨めました。本番前日までに、模試の全問をテーマ別に並べ直した自作ドリルで、落とした型だけを埋めています。

勉強時間

正確には計っていませんが、平日の夜に2〜3時間、週末は何だかんだ忙しくてほぼ手を付けられず、という3週間半です。

試験について

形式と分量

53問・120分、合格は 720 / 1000。都内のテストセンターで受験しました。

本番の実感(問題の中身には触れません)

CCAO-F と比べて

正直に言うと、CCAO-F の方が難しかったです。どちらも英語で受験したので、CCAO-F は「ビジネスの場面で何が適切か」を問うので正解が文脈でぶれやすく、模試と本番で判断が食い違う。CCDV-F は「技術的に正しい設計はどれか」なので正解が一つに決まり、模試で型を覚えればそのまま通る。「難しい試験」ではなく「対策が効きにくい試験」が CCAO-F だった、というのが受けてみての結論です。

試験の申し込み

手順は CCAO-F と同じです(Anthropic Partner Academy で申し込み → Pearson VUE で会場と日程を選ぶ)。[CCAO-F 受験体験記]の末尾に手順を書いています。申し込みから Pearson VUE に反映されるまで1日かかるので、日程が決まったら早めに。